・読者登録
・団体購読のご案内
・「編集委員会会員」を募集
橋本勝21世紀風刺絵日記
記事スタイル
・コラム
・みる・よむ・きく
・インタビュー
・解説
・こぼれ話
特集
・教育
・文化
・アジア
・国際
・入管
・中国
・市民活動
・米国
・欧州
・みる・よむ・きく
・核・原子力
・検証・メディア
・反戦・平和
・外国人労働者
・司法
・国際
・農と食
・イスラエル/パレスチナ
・市民活動告知板
・人権/反差別/司法
・沖縄/日米安保
・難民
・医療/健康
・環境
・中東
提携・契約メディア
・AIニュース
・司法
・マニラ新聞
・TUP速報
・じゃかるた新聞
・Agence Global
・Japan Focus
・Foreign Policy In Focus
・星日報
Time Line
・2024年11月21日
・2024年11月20日
・2024年11月18日
・2024年11月17日
・2024年11月16日
・2024年11月15日
・2024年11月14日
・2024年11月13日
・2024年11月12日
・2024年11月11日
|
|
2017年01月01日03時07分掲載
無料記事
印刷用
アフリカ
【西サハラ最新情報】 Hope in the Sahara ホープ・イン・ザ・サハラ 平田伊都子
明けましておめでとうございます。 なんだかんだとケチをつけられても、世界で一番おめでたい2017年を迎えたのはトランプさんでしょうね! 一方、世界中がトランプさんの真意を探ろうと、その一言一句に神経を尖らせています。 トランプさんは、相場次第でどっちにも転ぶ一か八かの勝負師とお見受けしました。 賭博国家に落ちぶれた日本なんだから、この期に及んでジタバタしない、、ここはひとつ、腕を晴着の袂に入れて、賽の行方を静観しませんか? 西サハラ難民は、年末年始に弁護士の客人を迎え最新世界情勢を分析し、2017年の外交闘争方針を練っています。
(1) イスラエルにゴマをするモロッコ国王: 2016年12月21日にイスラエル紙ハーレツが、「モロッコのユダヤ人が伝えるところによると、モロッコ国王ムハンマド6世がエッテグイ・シナゴーグ(ユダヤ教の礼拝所)に姿を見せ、文化的交流の重要性を訓示した。先週の金甌日に修復を終えたカサブランカにあるエッテグイ・シナゴーグの再建式にイスラム教国王としては、異例の異教参列をした。このシナゴーグはモロッコに於けるユダヤ人の苦難史を語り継いできた。MAP(モロッコ国営通信)によると、モロッコ国王政府は84,400,000円をかけてカサブランカ旧市街再建を施工中で、シナゴーグ修復にもその資金を回している」と、イスラム教指導者のモロッコ国王とユダヤ教指導者とのツーショットを何枚も、証拠写真として掲載している。 モロッコ国王は、ロシア、中国、アフリカ数か国、そしてイスラエルと、イデオロギーも宗教も無視した八方美人外交に精を出しておられる。
(2) 国連安保理、アメリカの棄権でイスラエル入植地非難決議を採択、: 2016年12月23日の国連安保理で、ヨルダン川西岸と東エルサレムでイスラエルが進める入植地建設を違法だと非難し、建設停止を求める決議案を採択した。22日に採択を予定していたエジプト案は、イスラエル首相ネタニヤフが電話で次期米大統領トランプに働きかけ、エジプト大統領自身が電話で撤回した。しかし共同提案国となっていたマレーシア、ニュージーランド、セネガル、ベネズエラ各国が再提出し、イスラエル非難決議案では拒否権を行使するのが慣例となっている米国は投票を棄権し、決議案成立を容認するという異例の対応に出た。イスラエル入植地非難決議案は23日に、賛成14、反対0、棄権1で可決された。イスラエルのネタニヤフ首相は、「国連のこの恥ずべき反イスラエル決議を、イスラエルは拒否する。その内容に従うつもりはない」と、猛烈に反発した。パレスチナのサエブ・エラカートやハナン・アシュラウィなどがマスコミに登場し、「歴史的勝利」と、安保理決議を大歓迎した。 安保理の決断を待つ西サハラの人々は、我が事のように喜んだ。安保理のイスラエル非難決議案に拒否権を行使してきた米国の態度は、モロッコ非難決議案に拒否権を行使し続けているフランスと同じだ。フランスがモロッコを庇う拒否権を行使しなければ、西サハラ紛争は速やかに解決する。
(3) Hope in the Sahara ホープ・イン・ザ・サハラ (サハラに希望): 2016年12月25日、アメリカのワシントン・タイムズ紙が西サハラ難民と被占領民に素敵な記事をクリスマス・プレゼントした。同紙は、「様々な法廷がモロッコ国王に、強い警告を発している」と、<Hope in the Sahara-ホープ・イン・ザ・サハラ>と題した社説を載せた。保守系で共和党寄りの同紙は、トランプ新大統領にジョン・ボルトン元国連大使を副国務長官に推薦している。さらに同紙は、「40年以上続いている西サハラ紛争は、アリの闘争かもしれない」と描写したうえで、「最近は、支援者や弁護士たちがナイフや銃や爆弾を使った武装革命の代わりに、文章や発言や映像で闘っている」と、闘争形態の転換を説明している。そして同紙は、「西サハラの人々は、国連で数々のキャンペーンに勝利し、民事法廷のみならず国際法廷でも有利な採決を勝ち取った。しかしモロッコ人たちは頑固で、反省しようとしない」と、結論付けている。
ワシントン・タイムズ紙によると、アメリカに散々裏金を使ったのに効果がないとモロッコ国王が判断を下し、アメリカ抱き込み作戦を半ば諦めたそうです。 このまま、完全に諦めてください。 賢明におわしますモロッコ国王陛下、同紙が進言しているように、西サハラの地から、モロッコ入植者やモロッコ兵をモロッコ領土に呼び戻してください。 西サハラは陛下の私領ではありません。
WSJPO 西サハラ政府・日本代表事務所 所長:川名敏之 2017年1月1日 SJJA(サハラ・ジャパン・ジャーナリスト・アソシエーション)代表:平田伊都子
|
転載について
日刊ベリタに掲載された記事を転載される場合は、有料・無料を問わず、編集部にご連絡ください。ただし、見出しとリード文につきましてはその限りでありません。
印刷媒体向けの記事配信も行っておりますので、記事を利用したい場合は事務局までご連絡下さい。
|
|
今年はトリさんの年だそうですね、、どうして、僕の年はないんですか?
|