・読者登録
・団体購読のご案内
・「編集委員会会員」を募集
橋本勝21世紀風刺絵日記
記事スタイル
・コラム
・みる・よむ・きく
・インタビュー
・解説
・こぼれ話
特集
・教育
・文化
・アジア
・国際
・入管
・中国
・市民活動
・米国
・欧州
・みる・よむ・きく
・核・原子力
・検証・メディア
・反戦・平和
・外国人労働者
・司法
・国際
・農と食
・イスラエル/パレスチナ
・市民活動告知板
・人権/反差別/司法
・沖縄/日米安保
・難民
・医療/健康
・環境
・中東
提携・契約メディア
・AIニュース
・司法
・マニラ新聞
・TUP速報
・じゃかるた新聞
・Agence Global
・Japan Focus
・Foreign Policy In Focus
・星日報
Time Line
・2024年11月21日
・2024年11月20日
・2024年11月18日
・2024年11月17日
・2024年11月16日
・2024年11月15日
・2024年11月14日
・2024年11月13日
・2024年11月12日
・2024年11月11日
|
|
2017年01月12日23時08分掲載
無料記事
印刷用
イスラエル/パレスチナ
イスラエル軍事法廷が違法な武力行使でイスラエル兵士に有罪判決 正義への一歩となるか
イスラエルの軍事法廷は1月4日、昨年3月にパレスチナ人殺害で罪を問われていたエロール・アザリア兵士に、軍の交戦規則に違反したとして有罪判決を下した。イスラエルでは、国際法上の犯罪に当たるような過度で不当な武力が、兵士により行使される状況が長らく続いており、その兵士が起訴されることは非常にまれだった。国際人権団体アムネスティは、この判決は、正義への小さな一歩であり、違法な殺害を犯せば、罪を問われるという先例になることを期待したい、と述べている。(アムネスティ国際ニュース)
被害者のパレスチナ人は、イスラエル軍兵士をナイフで刺す傷害事件に関与したとされていた。
殺害現場の証拠ビデオでは、アザリア兵士が正当な理由もなく、負傷しているパレスチナ人を撃ち殺しているように見えた。裁判官は、銃撃は以前起きたナイフ襲撃への、単なる復讐心からにすぎないと、断定した。兵士が身に危険が迫まっていない状況で被拘束者を殺害することは、超法規的処刑に当たり、国際法の下での犯罪になる。
被告は、被拘束者が爆弾付きベストを着ている可能性があり自己防衛だったと主張したが、きっぱりと退けられた。
2015年10月以降、西岸地区では、パレスチナ人によるイスラエル兵や警官、民間人への襲撃事件が急増する一方、被占領パレスチナ地域のイスラエル軍による超法規的処刑が多発した。その結果、昨年1年間で、少なくとも、イスラエル人16名とパレスチナ人110名が犠牲になった。
アザリア兵士の殺害行為は氷山の一角に過ぎない。私たちは、イスラエル軍による違法な殺害を何度も目の当たりにしてきた。しかし加害者が罪に問われることがほとんどないため、違法な殺害でも許されるという風潮が広がっていった。
違法な殺害の悪循環を断つには、違反行為をした者の責任を問うことが絶対不可欠である。
アムネスティ・インターナショナルは昨年、明らかに軍がパレスチナ人を違法に殺害したと見られる事件20件以上を調べ、その報告書を9月にイスラエル当局に提出した。それらの事件のうち少なくとも15件は、身に危険が迫っていない状況で故意に銃殺したものだった。
|
転載について
日刊ベリタに掲載された記事を転載される場合は、有料・無料を問わず、編集部にご連絡ください。ただし、見出しとリード文につきましてはその限りでありません。
印刷媒体向けの記事配信も行っておりますので、記事を利用したい場合は事務局までご連絡下さい。
|
|
|