フランスで政治腐敗を追求する動きが急速に活発化しています。韓国と同じく、フランス各地でも政治に絶望していた市民が、政治家たちの腐敗を許すまじ、と集結して政治文化の刷新を求めています。その運動に参加している放送ジャーナリストのソフィー・ティシエさんにお聞きしました。
(以下はインタビュー）
It's a citizen's movement against corruption.Ｈere we are organizing new meeting against corruption!Ｔhis is a big page, because last Sunday, in 40 cities everywhere in France, there were meeting with many people 3000 in Paris next week end and Sunday we are going to continue...
これは政治の腐敗に反対する市民の運動です。今、次の集会に向けて動いているんですよ。これは大きな１ページとなりました。というのもこの間の日曜日の政治腐敗に反対する集会はフランス全国４０か所で行われたのです。パリでは３０００人が共和国広場に集まりました。次の週末、日曜日も続ける予定です。
It started because Francois Fillon , ex ministre of Sarkozy, is a candidate for elections for ｂeing President, and the justice discovers that his wife was employed during more than 20 years, very well paid by the state, for a fake job of parliament assistant. it was a cover. and also his two children. they received for their private, almost 1 million euros !!
政府の腐敗に反対する集会はサルコジ政権の首相だったフランソワ・フィヨンが大統領候補になったから始まったのです。しかし、司法当局はフィヨンの妻が２０年以上に渡って、実態がなくて虚構だったのですが、国会議員秘書として雇用され国から高給を得ていたことをつきとめています。これは序の口で、フィヨンの二人の子供も同様だったのです。彼らはおよそ１００万ユーロ（約１億２０００万円）を受け取っていたのです！
And then, we also know that this ex minister, was paid 200 000 euros for consulting to AXA (a big insurance company) in fact to open doors in Bruxelles european parliement, it is against the moral that forbidden politicians to have affairs with private companies.
さらに、元首相のフィヨンが２０万ユーロ（約２４００万円）を大手保険会社のAXA(アクサ）からコンサルタント料として得ていたのです。そして欧州議会に対して彼らのロビー活動の便宜を図っていたのです。公的な政治家が民間企業とビジネス関係に入るのを禁ずる政治倫理に反しています。
Sophie Tissier ソフィー・ティシエ
放送ジャーナリスト
■サッカー欧州大会 「EURO2016」 ニュースの生放送中に「労働法改正はレッドカード（退場）です」
http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=201606211637002
■フランスの「２０分」の報道
Affaire Fillon: Francois Fillon declare avoir conseille Axa et relance les soupcons de conflit d'interets
「フィヨン事件 フランソワ・フィヨンがアクサへの便宜を図っていたことを認める 利益の相反の問題が再燃へ 」
http://www.20minutes.fr/politique/2010263-20170208-affaire-fillon-francois-fillon-declare-avoir-conseille-axa-relance-soupcons-conflit-interets
■ナショナリズムの台頭の真の原因は欧州連合本部にある ロビイ活動を監視するCorporate Europe Observatoryのケネス・ハー氏 Kenneth Haar
http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=201702070312142
■英Brexit国民投票の裏に英政府＝シティ金融勢力の欧州連合「改革」の野望があった Corporate Europe Observatory Kenneth Haar (ケネス・ハー) #2
http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=201702092031124
■欧州連合でのモンサントのロビイ活動についてＣＥＯのニーナ・ホラント氏にインタビュー interview : Nina Holland "Activities of lobbyists for Monsanto in EU"
http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=201702150155533
|
