・読者登録
・団体購読のご案内
・「編集委員会会員」を募集
橋本勝21世紀風刺絵日記
記事スタイル
・コラム
・みる・よむ・きく
・インタビュー
・解説
・こぼれ話
特集
・アジア
・国際
・イスラエル/パレスチナ
・入管
・地域
・文化
・欧州
・農と食
・人権/反差別/司法
・市民活動
・検証・メディア
・核・原子力
・環境
・難民
・中東
・中国
・コラム
提携・契約メディア
・AIニュース


・司法
・マニラ新聞

・TUP速報



・じゃかるた新聞
・Agence Global
・Japan Focus

・Foreign Policy In Focus
・星日報
Time Line
・2025年03月30日
・2025年03月29日
・2025年03月28日
・2025年03月27日
・2025年03月26日
・2025年03月23日
・2025年03月22日
・2025年03月21日
・2025年03月19日
・2025年03月18日
|
|
2017年04月27日14時40分掲載
無料記事
印刷用
アフリカ
【西サハラ最新情報】 西サハラ新国連事務総長個人特使は元ドイツ大統領? 平田伊都子
ホワイトハウスを私物化するトランプ米大統領は長女イバンカを大統領補佐官にし、4月25日、ドイツの首都ベルリンへ旅行させました。 大統領補佐官就任後の初外遊とかで、女性の起業や経済的地位向上に関する会議に参加しました。 スリムなトランプの長女は素敵だけど、ファッションショーと化した国際会議では、なんとフランスの国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事おばさまがダントツに輝いていました。 ユダヤ教に改宗したイバンカ大統領補佐官はホロコースト(ユダヤ人大虐殺)記念碑なども観光したそうです。
(1)元ドイツ大統領(就任2004~2010)が西サハラ新国連事務総長個人特使?: 2017年4月21日、西サハラ問題新国連事務総長個人特使にホルスト・ケーラー(74)元ドイツ大統領を、グテーレス国連事務総長が指名した。ホルスト氏は2005年4月4日に来日し、<日本におけるドイツ年>を宣言した。2005年5月8日には第二次世界大戦終結60周年のドイツ連邦議会で、「我々ドイツ人は、驚愕と恥じらいを以て、ドイツによって引き起こされた第二次世界大戦とドイツ人によって行われた文明の破壊行為であるホロコーストを振り返る、、、そのことに終わりはない」と、熱弁を振るった。ホルスト元ドイツ大統領の想いは、日本も共有しているはずだ。ドイツと日本は共に第二次大戦で、国際社会に大迷惑をおかけした。償いの想いを籠めて、日本は2位ドイツは4位と、国連予算を負担してきた。その一方で、日本とドイツは共に国連安保理常任理事国の席を狙っている。 もし日本が本気で常任理事国の席が欲しいのなら、ホルスト西サハラ新国連事務総長個人特使誕生に便乗して、日本も国連指導の平和的解決に積極的貢献をしているという素振りを見せるべきだ。ただ、ホルスト西サハラ新国連事務総長個人特使誕生を、フランスとモロッコを含む元フランス植民地諸国が妨害している。フランスは国連安保理が支持する西サハラの独立や自由や人権運動に反対で、モロッコに都合の悪い草案には拒否権を使って潰す。自由平等博愛の人権主義国家フランスとは、看板だけなのね?
(2)国連報道室でモロッコ特派員がモロッコの宣伝: 2017年4月24日、国連記者会見の質疑応答時間を利用して、モロッコの特派員がモロッコ国王による平和外交を宣伝した。自国に関する事しか質問しない記者はいるが、モロッコのように図々しく自国宣伝をする例はない。以下にそのしつこさを紹介する。 質問(モロッコ特派員): 先週の金曜日に、モロッコはここニューヨークで、キューバに国交再開を許可してやった。1980年から断絶していたのだ。この有難い外交配慮に関して国連事務総長は何と言っておるのか?次に、この事は、、つまり、ラテン・アメリカとアフリカ関係はモロッコが主導権を握っているという何よりの証拠だ。あんたたちはこのモロッコ外交をどう見ているか?」 応答(国連報道官): 国交回復の報せは受けていない。まあ〜一般的に言って、国連加盟国同士が仲良くなるのはいいことだ。どんどん、おやんなさい、、より多くの国が認め合い、外交関係を結ぶことには、我々も嬉しいと思っている、、
(3)国連安保理の西サハラ問題討議: 2017年4月25日、閉め切った部屋の中で、国連安保理参加国は西サハラ問題とMINURSO(国連西サハラ住民投票監視団)の草案に関する討議が行われたようだ。日本が参加したのか?どの国がどのレベルの関係者を送ったのか?明らかではない。 ブハリ西サハラ難民政府国連代表は、「アメリカが提出した西サハラに関する草案は、4月25日の段階で一致を見なかった。特に、モロッコとフランスが主張する<国連緩衝地域からポリサリオ西サハラ難民軍は無条件で即刻撤退しろ>という項に関して、ロシアは一方的だと反対した。ウルグアイは、そもそも国連緩衝地帯に侵攻し停戦協定を破ったのはモロッコ軍の方だと反発した。結局、4月27日の再討議後に出てくる決議を待つしかない」と、報告している。「待つしかない」とは、なんとも悲しい、、西サハラは未だ国連加盟国ではないし、国連安保理に働きかけることも国連報道室に参加することもできない。モロッコのように国連の中で活動ができず、国連安保理の歪められた決議に従うだけとは、歯がゆいかぎりだ。
娘がドイツのホロコースト記念碑を訪れている頃、トランプ大統領も娘に合わせるように、ワシントンのホロコースト記念碑を訪問しました。 <思い遣りの大統領新任100日>が終りました。 さあ、これからトランプ叩きが始まるぞ! トランプ一家が私物化したホワイトハウスは、間違いなく標的になります。 どんな格闘ゲームが展開するのか?? 楽しみで~す、、
WSJPO 西サハラ政府・日本代表事務所 所長:川名敏之 2017年4月27日 SJJA(サハラ・ジャパン・ジャーナリスト・アソシエーション)代表:平田伊都子
|
転載について
日刊ベリタに掲載された記事を転載される場合は、有料・無料を問わず、編集部にご連絡ください。ただし、見出しとリード文につきましてはその限りでありません。
印刷媒体向けの記事配信も行っておりますので、記事を利用したい場合は事務局までご連絡下さい。
|
|
西サハラ問題新国連事務総長個人特使に指名された元ドイツ大統領ホルスト・ケーラー





|