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橋本勝21世紀風刺絵日記
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2019年05月16日14時13分掲載
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関生反弾圧市民情報センター
5月15日関生弾圧裁判(大阪地裁・第2回)報告 自ら”でっち上げ”を立証した検察側
関生弾圧・大阪地内の公判が本格的に始まりました。傍聴席を圧倒して弾圧反対の意志を見せようと、みんな朝早くから積ん掛けました。朝8時から大阪地裁前の公園では座り込み集会。検察側の起訴事実の立証と程遠い陳述やビデオ上映に、傍聴席からは怒りの声が上がりました。以下、但馬けいこ(労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会)の報告と松原康彦さんの写真でその模様をお伝えします。(大野和興)
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5月15日は関生弾圧裁判・大阪地裁第2回公判でした。参加された皆さん、お疲れさまでした。朝8時から大阪地方裁判所前公園にて、労働組合つぶしの大弾圧を許さない座り込み集会がおこなわれ、150名が参加した。公判は10時から大阪地裁201号法廷にて行われた。いつものように大阪広域協組も多数来ていたが、傍聴席は3対1ぐらいで、私たちが占めることができました。
第2回弁論は、冒頭、検察側の意見陳述の追加から始まった。 弁護団から「異議あり」の声。というのは、検察は「全日建の実態は、ストライキと称して出荷妨害をくり返してきた」として、かつての事例を延々と読み上げ始めたため。
弁護団は、「過去の事例は本件と関わりがない。いたずらに裁判に予断を与えようとしている」と批判したが、裁判官は異議を認めず、今後の裁判の中で内容は精査していくと主張した。
合わせて検察から、㈱上田運送(上田組)でのバラセメント出荷妨害の補強経過を、陳述に加えると主張。 しかし、「6時間とどまり続けた」など、きわめてアイマイな経過だったため、弁護団から、具体的に「出荷妨害」のどのような実行行為がおこなわれたのか不明と指摘がおこなわれた。裁判官は、「これ以上、求めない」と、検察をかばうかのような対応に終始。
次に証拠調べ。午前中に1時間30分ほど、午後13時30分から15時50分まで、「出荷妨害」をしたとされるビデオ映像が流された。 2017年12月12日の宇部三菱の関連会社・上田組、大阪中央生コンでのストライキ画像(会社撮影、監視カメラ、西成署撮影の3種類)。
ところが、どんな映像かと目を凝らしてみても、「出荷妨害」などというハードな画面は出てこない。 工場長や宇部三菱の管理職が多数、「出荷のジャマをするな」と大きく書かれたプラカードをもって、トラックや生コン車の前に群がっている。 連帯の組合員は、運転席の窓からドライバーにストライキ協力を呼びかけているようで、ストライキ中というプラカードを持ったメンバーがいるのでかろうじて分かる。 警察が介入してくる。しかしミゾがなくなったつるつるタイヤや違法デコなどを指摘され、会社側ドライバーに警告を与える場面も…。
延々と続く、いったい何を証明しようとしているのか分からない映像に、傍聴席から次第に怒りの声が起こる。 「警察は民事介入するな」 「警察がいて、警告も逮捕もないストライキが今頃なぜ犯罪なんだ?」 「出荷の妨害をしてるのは会社と警察じゃないのか」
「犯罪の証拠」というには全くかけ離れた映像に、「こんなもの時間の無駄だ!退廷する!」という席を立つ傍聴者も出るほど。 騒然とする傍聴席に対し、弁護士から、「まず、対象になっている事態が、どんなものであったかを見てもらうために、映像を流すことに同意した」と説明があった。
裁判終了後の報告集会で、弁護団の意図はよりハッキリと聞くことができた。 「出荷妨害」「威力業務妨害」と検察は言うが、犯罪視されるような事態は全く起こっていない。 裁判長に、まず公訴事実がどんな状態であったかをありのままに見て、理解させるために、検察側の映像をあえて説明なしに流した。 これから、何もないところから犯罪としてでっち上げをした事実を浮かび上がらせていく、と。
波乱万丈で進む裁判ですが、次回は5月22日(水)10時~。傍聴抽選のため9時に結集です。 次回は、上田組の被害状況についての証人となります。 この弾圧を許したら、司法も警察も、社会的意識も、とんでもないものに変質しきることを実感します。 今日を上回る結集をお願いします。
文:但馬けいこ(労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会) 写真:松原 康彦 「ようやく法廷が終わり、報告集会が始まりました。あまりにも無内容な立証の映像に傍聴席から怒りの声が止まらず、弁護士がなだめる場面も。よくこんな件で事件にした!早くとらえている仲間を返せ!と、私も思った。傍聴席は、こちらが多数で、あいつらに圧勝した雰囲気が、報告集会を。弁護団から報告が。 たくさんの方々が、集まっています」
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大阪地裁まで集会





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