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橋本勝21世紀風刺絵日記
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2019年12月18日02時57分掲載
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コラム
最も効率の良い日本のファシズム 〜ファシズムも家電製品のように進化する〜
人間が創り出したファシズムも電話や家電製品と同様に進化すると思います。日本人はゼロからの開発は苦手ですが、手を加えてより優れた品に磨き上げるのが得意な国民性を持ちます。ファシズムに関してもイタリアやドイツで生まれたファシズムを日本で磨き上げたのが今日の安倍政権のファシズムです。何が違うか、と言えば効率がよい、ということにつきます。
ナチスのようなハードなファシズムはともすると、国際世界から非難を浴びますし、叩き潰されるリスクが高いです。しかし、安倍政権のように「忖度」させたり、「勘ぐらせたり」する日本的土壌を活かせば、先進国の仲間でいながら、同時にファシズムの美味しいとこもすべてをいただき、ということができます。メディアにあからさまな弾圧や検閲をしなくても、幹部を飯仲間にしたら提灯記事をたくさん書いてくれます。政権にマイナスの取材企画は全部握りつぶしてくれます。日本のファシストは世界一幸せなファシストです。国会でもまともに答弁せず、憲法解釈も一夜で変え、国会では嘘を吐きまくり、公共放送では自分を絶賛させる。これらすべてを一応、民主国家の枠組みで実現したのは現代日本のファシズムがナチスやムッソリーニのイタリアよりも「進化」した形になっているが故です。その利点はファシズムと見なされにくい点にあるのです。そしてファシストの協力者たちも民主主義の枠組みの仕事をしているという風に自己欺瞞に浸っていられるのです。しかし、今、その清算をしてもらう時です。
実はこの日本型ネオファシズムは世界でも多少バリエーションはありますが、進行中です。民主主義の偽装をしたファシズムです。とくに多国籍企業と自由貿易協定が関係しています。世界でも国会を軽視して、フランスでもアメリカでも多かれ少なかれ、ファッショ化しています。ですから、日本の風土に花開いた特殊性はあるものの、日本のファシズムを研究することは政治学に貢献するはずだと思います。対策を考えるためには、その現状を正確につかくことが大切です。ファシズム理論の革新が必要です。
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