・読者登録
・団体購読のご案内
・「編集委員会会員」を募集
橋本勝21世紀風刺絵日記
記事スタイル
・コラム
・みる・よむ・きく
・インタビュー
・解説
・こぼれ話
特集
・教育
・文化
・アジア
・国際
・入管
・中国
・市民活動
・米国
・欧州
・みる・よむ・きく
・核・原子力
・検証・メディア
・反戦・平和
・外国人労働者
・司法
・国際
・農と食
・イスラエル/パレスチナ
・市民活動告知板
・人権/反差別/司法
・沖縄/日米安保
・難民
・医療/健康
・環境
・中東
提携・契約メディア
・AIニュース
・司法
・マニラ新聞
・TUP速報
・じゃかるた新聞
・Agence Global
・Japan Focus
・Foreign Policy In Focus
・星日報
Time Line
・2024年11月21日
・2024年11月20日
・2024年11月18日
・2024年11月17日
・2024年11月16日
・2024年11月15日
・2024年11月14日
・2024年11月13日
・2024年11月12日
・2024年11月11日
|
|
2020年03月09日11時00分掲載
無料記事
印刷用
欧州
イタリアで、コロナウィルスが猛威を振るう!〜チャオ!イタリア通信
昨年末から世界中で話題になっているコロナウィルスですが、ここイタリアではこの記事を執筆中(2月23日現在)に、感染者が3名からいっきに132名と増大しました。わずか、3日間でこれだけの感染者を出したということ、これが新型コロナウイルスの脅威だと実感しました。
感染者は、ロンバルディア州(州都はミラノ市)とヴェネト州(州都はヴェネツィア市)に集中しており、他にピエモンテ州(州都はトリノ市)、ラツィオ州(州都はローマ市)、エミリア・ロマーニャ州(州都はボローニャ市)で出ました。コンテ首相は記者会見で、感染者が出た村、町、市における学校を閉鎖し、外出をしないよう、またこれらの地域に入らないよう指示を出したと話していました。この時点で、全感染者の2%に当たる26名が集中治療室で治療を受けているとのことです。こうした状況を受けて、ロンバルディア州知事は、ミラノにおける学校(保育園から大学まで)、劇場、映画館などを閉鎖、また、大人数が集まるような集会やデモなども当面行わないようにという発言を記者会見で行いました。さらに、ヴェネト州も学校閉鎖、2月はヴェネツィア市でのカーニバルが有名で世界中から多くの人たちがやってくるのですが、それも中止せざるをえない状況です。また、サッカーの試合も中止されています。こうした学校閉鎖やイベント中止は、当面3月1日までということですが、今後の状況によっては長引く可能性もあるかもしれません。
ミラノはファッションウィークで有名ブランドのファッションショーが開かれていますが、コロナウィルスの影響はここにも出ています。ファッションデザイナーである、ジョルジオ・アルマーニ氏は、2月23日に開かれる自身のファッションショーを観客なしで行うと発表しました。ファッションショーは行われますが、撮影され、ネット上で見れるようにするということです。何とも寂しい限りです。
イタリア政府が集中していることは、感染経路を明確にすることです。イタリアで最初にコロナウィルスで亡くなった78歳の男性は、ヴェネツィア県の町ミーラに住んでいました。2月9日に、地元の小さな飲食店でインテル対ミランの試合を見ていたということです。そこには、8名の中国人も一緒に観戦していたということで、この8名を検査したところ、全員が陰性と出たと今朝(2月23日)のニュースで聞きました。となると、どこから感染したのかが全くわかりません。また、他の感染者でロンバルディア州のローディ県のコドーニョ市に住む38歳の男性は、中国から帰ってきた友人と夕食を共にしたということですが、この友人は検査で陰性となっています。日本でも同じと思うのですが、どこから感染したのかがわからないというのが、一層不安感を与えます。
私の住むトスカーナ州は、まだ感染者が出たということは聞いてないのですが、これも時間も問題なのかなと思ったりもします。私の友人が、フィレンツェにある国立病院に勤務しており、主に血液検査をする仕事をしています。彼女から聞いた話では、最近、この病院でもコロナウィルスを専門に検査するチームが組まれたそうです。彼女は、このチームに選ばれることはなかったそうですが、ちょっと安心したと話していました。
私が勤める日本語教室では、3月に家族で日本に帰国する予定の人がいましたが、コロナウィルスのために帰国するかどうかわからないと言ってました。私も、すでに8月に帰国するチケットを買っていますが、その時までには何とか終息してほしいものです。
|
転載について
日刊ベリタに掲載された記事を転載される場合は、有料・無料を問わず、編集部にご連絡ください。ただし、見出しとリード文につきましてはその限りでありません。
印刷媒体向けの記事配信も行っておりますので、記事を利用したい場合は事務局までご連絡下さい。
|
|
イタリア議会
|