・読者登録
・団体購読のご案内
・「編集委員会会員」を募集
橋本勝21世紀風刺絵日記
記事スタイル
・コラム
・みる・よむ・きく
・インタビュー
・解説
・こぼれ話
特集
・教育
・文化
・アジア
・国際
・入管
・中国
・市民活動
・米国
・欧州
・みる・よむ・きく
・核・原子力
・検証・メディア
・反戦・平和
・外国人労働者
・司法
・国際
・農と食
・イスラエル/パレスチナ
・市民活動告知板
・人権/反差別/司法
・沖縄/日米安保
・難民
・医療/健康
・環境
・中東
提携・契約メディア
・AIニュース
・司法
・マニラ新聞
・TUP速報
・じゃかるた新聞
・Agence Global
・Japan Focus
・Foreign Policy In Focus
・星日報
Time Line
・2024年11月21日
・2024年11月20日
・2024年11月18日
・2024年11月17日
・2024年11月16日
・2024年11月15日
・2024年11月14日
・2024年11月13日
・2024年11月12日
・2024年11月11日
|
|
2022年11月01日08時27分掲載
無料記事
印刷用
欧州
滞在許可証と大学での暴力行為〜チャオ!イタリア通信 サトウノリコ
先日、10年ぶりに滞在許可証の更新で警察署に行きました。10年前にすでに永住権を取得したのですが、そこに記載されているパスポートの有効期限が切れたためです。
10年前は地元の移民局の事務所で申請をした記憶があるのですが、その後、郵便局で申請キットを受け取れるシステムに変わったので、まずは郵便局に行ってみたのですが、もうそこでは扱ってないとのことでした。ところが、夫の友人が働いている機関で、滞在許可証の申請書類を扱っていると聞いたので、さっそく夫が友人に電話してくれて、彼に申請書類を作成してもらいました。それを郵便局で郵送手続きをすると、警察署に行くためのアポイントメントが取れるというシステムです。
イタリアに来たばかりの頃は、アポイントメントもなく、ただ長蛇の列に朝から並んで申請手続きを待つというシステムでしたが、待たなくて済むというシステムに変わったのだ・・・とちょっと感慨に浸っていたのですが、おっとやっぱりここはイタリア・・・あまり待たずに順番となり窓口に行くと、婚姻証明書と住民票が足りないと言われました・・・・申請書類を作成する時に何で言ってくれないのか!!となりますよね・・・書類を作成してくれた彼も知らなかったとしか言いようがない・・・移民局の仕事なんでしょうけど、必要書類のところに記載しといて下さい!!って感じです。とにかく、この二つの書類が必要だとは、誰も言ってないと文句を言い返したけど、「あなたがまだ結婚してるかどうか、わからないでしょ・・・」なんてことも言われて・・・。(とにかく、すぐに引き下がらないということを、イタリア生活で学びました…。)
そして、急いで町の役所に戻り、婚姻証明書と住民票を取って、再び警察署へ。書類はすべてOKで、受け取ってくれたのですが、その後、指紋を取られるところで、1時間近く待ち・・・・朝8時半過ぎに家を出て、すべて終わったのは午後1時近く・・・結局、午前中は何もできずに終わりました・・・。やっぱり、イタリアを甘く見たらダメだった・・・。
話は変わり、総選挙の後ですが、数日前に新政府が成立しました。というニュースと同時ぐらいに、ローマの大学で学生の抗議行動に警察が介入というニュース。テレビでヘルメットと警棒を持った警官たちが普段着の学生たちを殴りつけているシーンを見て、唖然としました。
この日、ローマのサピエンツァ大学にフォルツァ・イタリア(ベルルスコーニ氏が創った政党)の政治家とイタリアの同胞(新首相メローニ氏の政党)の政治家が大学の政治学部で行われる会議に出席するのに反対する学生が抗議をしに学部の前に集まっていたということでした。学生たちの言い分は、「ファシストは大学にはいらない」「大学を政治家たちのお披露目の場にするな」など・・・ただ、抗議の横断幕をつけたいだけだという学生もいましたが、そこに警官たちが暴力で対抗したようです。
イタリアも60年代から80年代にかけては、テロ活動や警官隊と学生たちの衝突が激しかったので、このシーンを見た時は、まだこういうことが2022年でもあるのか・・・と、警察の上から押さえつけるような態度は相変わらず変わってないわ・・・と思いました。
奇しくも、滞在許可証といい、大学のニュースといい、警察署や警察官の話になってしまいましたが、どちらも横柄で自分たちの権力をかざして市民に対応するというのは、レベルは違いますが共通することなのかな。
|
転載について
日刊ベリタに掲載された記事を転載される場合は、有料・無料を問わず、編集部にご連絡ください。ただし、見出しとリード文につきましてはその限りでありません。
印刷媒体向けの記事配信も行っておりますので、記事を利用したい場合は事務局までご連絡下さい。
|
|
|