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橋本勝21世紀風刺絵日記
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2023年12月07日17時33分掲載
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入管
入管法は廃止一択!市民が都内でデモ行進
11月26日、渋谷区内で“改悪”入管法の廃止を求めるデモ行進「STOP改悪入管法デモ」が市民有志によって取り組まれた。デモには約100人の市民が参加し、「入管職員、暴力やめろ!」、「入管法は廃止一択!」などとシュプレヒコールを上げ、国際社会などから問題視される日本の入管行政を厳しく批判した。
デモを企画した男性は「秋頃から、入管問題に取り組むメンバーたちの間で、『(入管法廃止に向けて)何か行動したい』という声が高まり、また、仲間との連帯を確かめたいという想いなどもあり、このタイミングでデモ行進を呼びかけることにした」と話す。この日のために新調したという横断幕には「帰されたら、殺される」との言葉が刻まれていた。難民たちが本国に強制送還されてしまえば、彼らはどうなってしまうのか。厳しい立場に置かれる難民たちの悲痛な声が、この横断幕から聞こえてくるようだ。
出発前集会でマイクを取った周香織さん(クルド難民デニスさんとあゆむ会共同代表)は、「皆さんに知って頂きたいのは、私たちの声は決して無力ではないということ。私たちの声が社会を変えていく。法律(入管法)は成立してしまったが、だからと言って私たちが納得している訳ではない。難民たちと共に生きたいと願う人々がいるということを多くの人たちに知らせよう」と力強く訴えた。
また、デモに参加したという男性は「2023年は入管法成立やガザ情勢など、暗いニュースばかりだった。しかしその一方で、こうしたデモを呼びかけてくれる“仲間”たちと繋がることができたのは、私にとって一番の収穫だし、大きな“財産”だ」と振り返る。今年6月に法律が成立して以降、入管問題は下火になりつつあったが、こうしたデモを呼びかける市民がいれば、難民たちもきっと心強いはずだ。
今後の取組について、デモを主催した男性は「来年2月頃に再度、“渋谷デモ”を呼びかけたい」と意気込んだ。入管法の施行日が刻々と迫る中、強制送還に怯える難民たちや入管法廃止に向け取り組む市民の姿は、入管庁の目にどのように映っているのだろうか。入管庁は真摯に彼らの意見を聞き、正面から向き合うべきだ。
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