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橋本勝21世紀風刺絵日記
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2024年09月03日13時36分掲載
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欧州
世界一美しい帆船に乗る~ チャオ!イタリア通信(サトウノリコ)
筆者は、恒例の夏休み里帰りをしています。そんな中、夫がイタリアの帆船「アメリゴ・ヴェスプッチ号」が東京国際クルーズターミナルに停泊するというニュースを見て、さっそく家族で船を見に行きました。
船は8月25日から30日まで東京に停泊し、予約をすれば、乗船することもできます。私たちは8月30日に行きました。台風の影響もあり、朝から雨降りで行くのを迷ったのですが、小降りになったところを見計らって、思い切って行ってみました。
アメリゴ・ヴェスプッチ号は、通常トスカーナ州のリヴォルノ市にある海軍学校にあり、海軍の船員を養成するための帆船です。私の夫はリヴォルノ市の近くにあるプラート市出身で、小学生の時にアメリゴ・ヴェスプッチ号を見学しに行きました。それが、日本に来ているということで、とても興奮していました。
今回は、2023年7月1日にイタリアのジェノバ市を出発し、2025年2月にイタリアに帰る世界一周の航海の途中でした。アメリゴ・ヴェスプッチ号は、1931年に建設されました。その際、同じ帆船がもう一隻造られたのですが、それは第二次世界大戦の時に、賠償品としてソ連に持って行かれてしまったそうです。
雨降りの中、30分近く待ってやっと乗船できました。すると、若い船員たちが映画スターさながら、次から次へと一緒に写真撮影を頼まれていました。私の子どもたちも一緒に撮影しましたよ。
船の甲板には行けなかったのですが、帆船だけあって、船の真ん中には、どーんと太い柱があって、そこに何本もの太い綱が巻かれてありました。最初に近くで見た時に驚いたのが、綱の数でしたね。「帆船って、こんなにたくさん綱を使ってるんだー」と、思いました。
そして、船には、この船のモットーが書かれた板が飾られていました。「始める人ではなく、続ける人」このモットーから、長い航海をどんな困難があっても続けて行くという信念が感じられます。
このモットー、1931年当時は、「国のため、王のため」でした。その後、1946年から1978年までは、「嵐や困難の中でも毅然とした態度で」と変化していおり、時代の変化も感じられますね。
歴史を感じられる帆船に乗れる貴重な体験でした。
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アメリゴ・ヴェスプッチ号
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