2019年12月に、中国武漢で発生した重症肺炎が起源とされる「新型コロナウイルス」による感染症(Covid-19と称される)パンデミック騒動は、世界中に混乱を引き起こした。その影響は、人類始まって以来の大騒動と言って良いであろう。そのウイルスはどこから発生したのか。諸説あるなかで、最近有力視されるようになってきているものがある。 (1)武漢の市場で、自然に感染したコウモリなどに接した人から (2) 武漢にある武漢病毒研究所 (WIV)から漏出 (3)米国の防衛関係の研究所 以上3つが議論されたり、国連やWHOなども関与して調査したりした(ケース(2)のみで、ケース(3)は検討されていない)が、結論は出ていない。しかし、まず1番目の可能性はすぐ否定された。それは、ウイルスのDNAを解析したら、どうしても自然変化によってできたものではないと判明したから、自然にあったウイルスから人間に感染した可能性は否定せざるを得ない。 2番目の説が、最近は、さまざまな理由で、正しいとされる傾向になってきているようである。なぜ中国は、そんなウイルスを作ってどうするつもりだったのか。この研究所に関係した研究者が、アメリカでウイルスのDNAを加工して人間に感染するように変化する研究を行い、武漢の研究所に配属。そして、アメリカから十分な研究費が武漢病毒研究所に与えられていたことも、公にされている [1]。米下院の委員会は、520ページほどの報告書(2024年)では、やはり武漢の研究所で作られて、漏洩したのではないかと結論されている [2]。 しかし、アメリカはなぜ、武漢に金を出してまで、とんでもないウイルスを作る援助をしたのであろうか。しかし、あのウイルスは、ほうとうに危険なものであったのか、いまだに十分な検証はされていない。 さて、あの武漢での発症が発表される1ヶ月前に少し気になることが行われていた。10月半ばに、ニューヨークで、コロナウイルスによるパンデミックをシミレーションするという会議が行われた。それは、Event201として、公にされている [3]。これを主催したのは、ジョンズ・ホプキンス大健康安全保障センター、ビル・ゲイツ財団、WEF (世界経済フォーラム)であった。この会議に高福という中国の研究者も参加していた。彼は、帰国後あのコロナ事件が発生するや、自然原因説(1)を主張した。 もう一つ、あの年の10月末に武漢で、軍人参加のオリンピック相当の競技会が行われた。米軍もかなりの数が参加した。そこで起こっていたことの報告(2022年12 月作成)が最近になって発表された [4]。それによると、あの競技会に参加中のアメリカ軍人の7人がCovid-19の症状を示した。また参加した他の国の軍人にも、そうした症状が見られたのだそうである。この事実は、10月中にすでにあのウイルスが競技会場に拡散していたことを示している。武漢の研究所からすでに漏洩していたのだろうか。 これまでの議論ではCovid-19のウイルスは中国で作られたと想定されているが、4月20日の「櫻井ジャーナル」では、こんなことを発表している [5]。このウイルスに感染した動物は中国の自然界では発見されていない。反対に、北アメリカの自然界では、シカ、ノネズミ、コウモリを含む5種類の動物が、このウイルスに感染していることが判明しのだそうです。 ところで、(2)のケースであるが、米国は武漢の研究所にかなりの助成金(370万ドル)まで出したのはなぜなのであろうか。「櫻井ジャーナル」の報道が正しいとするならば、武漢では、助成金はもらってはいるが、あのウイルスを作るまでには至っていなかった事になる。では、(3)(米国以外も含めて)のケースか。米国による助成金その他の援助は、中国説(2)をそれらしく見せ、(3)には目を向けないように社会を誘導するためであったか?
[1] http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=202212231057375 [2] https://www.rt.com/news/608612-covid-emerged-from-chinese-laboratory/ [3] https://www.youtube.com/watch?v=AoLw-Q8X174&t=19s [4] https://www.naturalnews.com/2025-04-10-us-troops-covid-symptoms-wuhan-months-before-pandemic.html [5] https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202504200000/
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