・読者登録
・団体購読のご案内
・「編集委員会会員」を募集
橋本勝21世紀風刺絵日記
記事スタイル
・コラム
・みる・よむ・きく
・インタビュー
・解説
・こぼれ話
特集
・人権/反差別/司法
・入管
・中東
・アジア
・農と食
・国際
・イスラエル/パレスチナ
・地域
・文化
・欧州
・市民活動
・検証・メディア
・核・原子力
・環境
・難民
提携・契約メディア
・AIニュース


・司法
・マニラ新聞

・TUP速報



・じゃかるた新聞
・Agence Global
・Japan Focus

・Foreign Policy In Focus
・星日報
Time Line
・2025年04月07日
・2025年04月06日
・2025年04月05日
・2025年04月04日
・2025年04月01日
・2025年03月31日
・2025年03月30日
・2025年03月29日
・2025年03月28日
・2025年03月27日
|
|
2004年07月11日12時18分掲載
無料記事
印刷用
米紙が日本関係記事を大きく掲載 曽我さん再会と苦戦の小泉首相
【ロサンゼルス10日=戸田邦信】10日付の米紙ロサンゼルス・タイムズに、二つの日本関係の記事が大きく掲載された。一つは、9日に北朝鮮の拉致被害者、曽我ひとみさんの夫ジェンキンスさんが、ジャカルタで再会を果たしたこと、もう一つは、参院選で小泉首相が、苦戦しているとの記事だ。ジェンキンスさんは、北朝鮮に脱走した元米兵であり、米国人にもその処遇に関心が集まっている。また、小泉首相については、ブッシュ大統領の“従僕”になったため、人気が落ちる要因になったと伝えた。
曽我さん一家の記事は、「元米兵は、日本人妻と再会果たす」の見出しで、歓迎の花束を持った家族の写真と、曽我さんとジェンキンスさんが抱擁する計2枚の写真が掲載された。
家族の再会は、日本で大きな関心を呼んでいると紹介。また小泉首相が、米政府に対し、ジェンキンスさんが家族と一緒に暮らせるよう、「異例の恩赦」を求めたと述べた。同紙は、米政府は、主要同盟国の高位レベルからの要請を拒否すべきか、あるいは敵国に脱走した兵士を赦免する先例を作るべきか、ジレンマに陥っていると伝えた。
また曽我さんは、日本では、“名士”として扱われ、同情が集まっているが、ジェンキンスさんについては、米国への引き渡しを警戒するなど、再会が遅れた要因を作ったとして、難しい性格とみられていると報じた。
ジャンキンスさんの出身地、ノースカロライナ州の親類の女性によると、家族は、再会のニュースをフォローしているが、目下、誰もジャカルタに行く予定はないという。
「40年経っている。われわれは、もう少し位待てる。再会によって、家族が、問題を解決し、そして日本で一緒に暮らせればと思う」と彼女は語る。
同紙によると、ジェンキンスさんの家族の友人、マイケル・クーキーさんは「家族にとって息子が、共産主義者に亡命することは、戦死することより、家族にとっては苦痛だった」と、かつて語った。
ジェンキンスさんの母親は、療養所にいるが、ベッドの傍らのテーブルには、ジェンキンスさんの制服姿の写真が置かれていると言う。
一方、参院選をめぐっては、支持率低下に苦しむ小泉首相が、11日の参院選投票を目前にして必死でキャンペーンを行ったと伝えた。またかつて80%あった支持率は、40%以下に落ちたと指摘、選挙の結果で、首相の政治力が低下する可能性があるとした。
小泉首相の人気低下については、自衛隊の多国籍軍参加問題や、年金問題での「人生いろいろ」発言などで、国民の反発を買ったと述べた。
同紙は、小泉首相の指導力低下は、ブッシュ政権にとっては、対イラク戦争で同盟国が再び、つまづく結果になり、困惑させるものだと指摘。また自衛隊の多国籍軍参加では、小泉首相は、ブッシュ大統領の“従僕”とも見られていると伝えた。
|
転載について
日刊ベリタに掲載された記事を転載される場合は、有料・無料を問わず、編集部にご連絡ください。ただし、見出しとリード文につきましてはその限りでありません。
印刷媒体向けの記事配信も行っておりますので、記事を利用したい場合は事務局までご連絡下さい。
|
|





|