・読者登録
・団体購読のご案内
・「編集委員会会員」を募集
橋本勝21世紀風刺絵日記
記事スタイル
・コラム
・みる・よむ・きく
・インタビュー
・解説
・こぼれ話
特集
・アジア
・国際
・イスラエル/パレスチナ
・入管
・地域
・文化
・欧州
・農と食
・人権/反差別/司法
・市民活動
・検証・メディア
・核・原子力
・環境
・難民
・中東
・中国
・コラム
提携・契約メディア
・AIニュース


・司法
・マニラ新聞

・TUP速報



・じゃかるた新聞
・Agence Global
・Japan Focus

・Foreign Policy In Focus
・星日報
Time Line
・2025年03月30日
・2025年03月29日
・2025年03月28日
・2025年03月27日
・2025年03月26日
・2025年03月23日
・2025年03月22日
・2025年03月21日
・2025年03月19日
・2025年03月18日
|
|
2007年05月01日10時18分掲載
無料記事
印刷用
中東
イラクで増える影の米軍部隊 米軍事会社の傭兵が正規兵に匹敵する数に
先のコラムで、現在の米国会と大統領と間の、軍隊撤退期限付き補正軍事予算についての確執について述べた。その結果はまだだが、立法府の方が譲歩する、ということは大統領の思いのままということになるらしい。ところが、民主党の主張が通って期限つきの予算が決まるとしても、イラク戦争は終息しないらしい。それは、大量の影の軍隊が実働していて、それにはこうした法規は適用されないからである(J. Scahill、ZNET 2007.4.30)。(落合栄一郎)
ほとんどイラク戦の最初から、米国は私企業の傭兵会社(Blackwater社、KBR(悪名高いHalliburton社の子会社など)から傭兵を雇っていて、後方支援(食糧/兵器の輸送など)を担当させていたのであるが、正規の兵士が不足してきた現在では、12万6000人(正規兵数に殆ど匹敵)もの傭兵がおり、そのうちのかなりの数が戦闘や要人の保安などについているそうである。彼らの間の死者は、正規の統計がないので、正確には分ってはいないが、すでに770人を下らないそうである(これを加えると、米軍兵士の死者はすでに、4千を超えている)。
これらの会社は、イラク戦でうけにいっており、ぼろ儲けをしている。 Blackwater社の社長は、保守派のキリスト者で、大統領選出に多大の財政援助をした。また会社幹部には元CIA職員や退役軍人や諜報機関員が多い。こうした会社は私企業であるため、情報公開も免れ、内容は判然としない。しかも戦場での失敗なども、通常の法規が適用されない。いいこと尽くめである。軍事予算がつく限り、彼らは、正規軍とは別にイラクに逗留し、やりたいこと(または政府からの密令)を遂行できる。
|
関連記事
なぜ現米大統領は中東戦争継続に固執するのか—キリスト教右派の終末思想との関連 落合栄一郎
比に傭兵訓練施設の設置を計画 米軍事会社、上院は憲法違反の疑いで調査へ
「暴力民営化」で隠される暗部 グローバル化し急成長する戦争請負業
転載について
日刊ベリタに掲載された記事を転載される場合は、有料・無料を問わず、編集部にご連絡ください。ただし、見出しとリード文につきましてはその限りでありません。
印刷媒体向けの記事配信も行っておりますので、記事を利用したい場合は事務局までご連絡下さい。
|
|





|