・読者登録
・団体購読のご案内
・「編集委員会会員」を募集
橋本勝21世紀風刺絵日記
記事スタイル
・コラム
・みる・よむ・きく
・インタビュー
・解説
・こぼれ話
特集
・アジア
・国際
・イスラエル/パレスチナ
・入管
・地域
・文化
・欧州
・農と食
・人権/反差別/司法
・市民活動
・検証・メディア
・核・原子力
・環境
・難民
・中東
・中国
・コラム
提携・契約メディア
・AIニュース


・司法
・マニラ新聞

・TUP速報



・じゃかるた新聞
・Agence Global
・Japan Focus

・Foreign Policy In Focus
・星日報
Time Line
・2025年03月30日
・2025年03月29日
・2025年03月28日
・2025年03月27日
・2025年03月26日
・2025年03月23日
・2025年03月22日
・2025年03月21日
・2025年03月19日
・2025年03月18日
|
|
2015年07月18日14時37分掲載
無料記事
印刷用
TPP/脱グローバリゼーション
<TPP交渉の見通し> 悪路の待ち受けるTPP 一歩狂えば“漂流”もあり
米大統領に貿易交渉を一任する法律(TPA)が通り、まもなく首席交渉官会合(23〜27日)、閣僚会合(28〜31日)が開催され、T TPPは佳境に入ります。USTR(米通商代表部)の関係者は“大筋合意は未だ確実なものとはなっていない”と漏らしています。日米両政府にとっても、まさに綱渡り!一歩間違えばTPP漂流もあり!という情勢です。(近藤康男)
今後米国で必要な手順は以下のとおり。 (1)米国議会の意に沿うTPAはTPP参加国の意に沿わない(再交渉、為替問題、米国基準等々) (2)TPAと関連法案は共和党、民主党自由貿易派、同自由貿易反対派の間の利害対立だらけ (3)弱体化した大統領と共和党の間の手柄の綱引き=大統領の手柄を小さくすればTPPの進みは遅くなる (4)遅くなれば大統領選の争点になり、審議は延びる。
そして交渉参加各国間では、(1)2国間の市場開放交渉、(3)医薬品開発のデ−タ保護期間、(3)ISDS,(4)国有企業改革、などで鋭く対立が続いています。
ちなみに甘利担当相は、11月辺りの臨時国会でTPP審議と批准を考えています。
◆以下は7月末大筋合意、11月半ばに妥結・署名とした場合の、米国内での手続きの流れです。
・7月末:閣僚会合で“大筋合意”⇒条文作成・法的チェックの作業 ・8月半ば:TPAに基づき米議会に協定締結の意向を伝達(署名90日前に) ・9月半ば:TPA妥結=署名30日前に条文をUSTRのサイトに掲載 ・10月半ば:妥結=署名30日前までに成文の写しと必要な行政措置を議会に提供 ・11月半ば:TPP妥結・署名((APEC首脳会合に並行して?)
署名後105日以内に国際貿易委員会の評価、実施法案を議会に提出し、ここから審議が始まります。(評価作業は署名前にも開始) 105日間を使ってしまうなら審議開始は2月末になってしまう。
こう見てくると、米国でのTPP協定とTPP“実施法案”の審議は年内開始がやっとかということになります。審議は下院で60日以内、上院で+30日以内、両院で20時間以内という決まりです。
その一方で米大統領選挙が本番に入ります。16年1月/2月大統領予備選投票が開始され、7月両党候補者指名、16年11月8日大統領選挙投票日という流れです。
(こんどう・やすお 「TPPに反対する人々の運動」世話人)
|
転載について
日刊ベリタに掲載された記事を転載される場合は、有料・無料を問わず、編集部にご連絡ください。ただし、見出しとリード文につきましてはその限りでありません。
印刷媒体向けの記事配信も行っておりますので、記事を利用したい場合は事務局までご連絡下さい。
|
|





|