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橋本勝21世紀風刺絵日記
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2016年04月14日23時37分掲載
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欧州
労働法の破壊に立ち上がるフランス市民の声 レジャーヌ・ボワイエ Réjane Boyer
フランスでは今、騒然とした空気が各地で漂っており、インターネットなどでも民衆が集まって座り込んだり、マイクをもって市民が入れ替わり立ち代わり一人ずつ群衆の前に立って話しかけている姿をたくさん目にします。社会党政権でいったい何が起きているのか。パリ郊外在住の市民、レジャーヌ・ボワイエさんからの現地の緊急レポート第二弾です。
Loi ElKomri = une connerie (En francais peut-etre ) Vouloir detruire le Code du Travail au profit des grands patrons, c'est NON.
(英訳) Trying to destroy the Labour Code for the sake of business leaders, we say ’NO ! ’
「エル・コムリ法案はフランス語の単語コヌリ(=バカ)をおそらくひっかけて「バカ法案」とも言われていますが、大企業主たちを優遇するために労働法を破壊しようとしているものです。絶対に認めることはできません。
Nos arrieres grands parents, grands parents se sont battus pour obtenir des protections pour les travailleurs. Un employeur ne peut pas en ce moment licencier dans n importe quelles conditions, par exemple.
(英訳) Our great-grandparents, our grandparents fought to gain protection for the workers. For example, at the moment, your boss cannot fire you without respecting certain terms.
私たちの曽祖父、そして祖父たちは労働者の権利を勝ち取るために官憲から殴られてきました。そのおかげで、たとえば雇用主が自由に労働者を解雇することは許されていないのです。
Les conges exceptionnels en cas de deces d' un proche,par exemple sont menaces. Les exemples sont nombreux. ... Cela pourrait favoriser les violences (par peur de perdre son job...).
(英訳) Now, numerous acquired rights are threatened : extraordinary leave, e.g., for the death of a relative the calculation of overtime protection of trainees, ... Call in to question those rights could led to more violent work situations. Indeed, this would increase the number of precarious jobs, the workplace would be poisoned ; ...
またたとえば、親族が亡くなったときに特別休暇を取る権利もこの法案によって今脅かされています。改悪されようとしている労働法の具体的な項目は枚挙にいとまがありません。これは労働者が仕事を失うことを恐れることを想定すれば、職場における暴力を助長すると言って過言ではありません。
Nuits debouts, greve le 28 avril et manifestations montrent la determination des lyceens, etudiants, travailleurs, retraites....
(英訳) Nevertheless, the ’Nuits debouts ’, the recent and upcoming strikes and protests show how determined are the French students, workers, retirees...
フランスでは「眠らない夜(立ち上がる夜)」という名前で4月28日に一斉にデモや抗議を行われる予定ですが、その時、高校生やそのほかの学生たち、労働者、さらに年金受給者たちの断固とした決意が示されることになるでしょう・・・。
■労働法の改悪の具体的な項目(以下に数例を例示)
・その旨の労使契約があれば労働条件の変更に応じない労働者を解雇できるようになる
・労使契約により週44〜46時間を超える労働が可能となる
・企業は労使契約によって随意に賃金を下げることが可能となり、また労働者の労働時間を短縮することも可能となる
・親族が亡くなっても喪に服すための休暇には法的保証が認められなくなる、など、たくさんある 」
寄稿 Rejane Boyer レジャーヌ・ボワイエ
※翻訳(仏語→英語)translator from French to English Charlotte Boyer シャルロット・ボワイエ
※Myriam El Khomri ミリアム・エル・コムリ フランス社会党所属の労働大臣で、生まれはモロッコの首都ラバト。2015年に首相のマニュエル・ヴァルスの下で労働大臣に抜擢された。エル・コムリ法案は彼女が法案を提出した労働大臣であることから。
■フランスのデモ 苦しい生活・公約を守らない政府・そしてパナマ文書 レジャーヌ・ボワイエ Rejane Boyer
http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=201604110516251
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転載について
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労働法の改悪の具体的な項目のようである。その旨の労使契約があれば労働条件の変更に応じない労働者を解雇できるようになる、労使契約により週44〜46時間を超える労働が可能となる、企業は労働者との契約によって随意に賃金を下げることが可能となるし、労働者の労働時間を短縮することも可能となる、親族が亡くなっても喪に服すための休暇には法的保証が認められなくなる、など、たくさんある (Caroline De Haas作)
4月9日土曜日のパリのデモ 「プレカリテ(不安定な雇用)や安い賃金はもうたくさんだ」 Photo: Bruno Levacher
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