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フランス料理シェフの原田理氏には同業の弟(向かって右)がいた。 4歳下の哲(さとし)さん


原田理シェフ(向かって左)東京の店を後輩に譲り群馬の嬬恋に移住。今、ホテルで朝夕およそ600人の食事を提供。ホテルのブッフェと洋食部門の料理長をつとめてきたが、このたび副総料理長に抜擢された


弟  東京の店が行き詰ったとき「そこまで苦しいなら会社なんて畳んじまえ!フランス料理でなくても、何でも料理と名がつくものはすべてゼロからやってみりゃいいんだよ!」と言ってくれた。その一言が転機となった


弟(向かって右)と同じ厨房で仕事をする日が来た


「総料理長、弟、他10人ほど関わって、私が指揮とソースを担当した猪半頭の鶏のムースとファルス詰め 塩釜パイ包み焼き。パイ皮はあくまで塩の優しい熱でじっくりと加熱し、中の肉汁を逃がさないため。オーブンで5時間半焼いて、2時間以上寝かせました」


中は・・・見たこともない大きな宴会料理ばかりでいい経験になったと弟も満足気味です


料理の前で五十嵐輝昭総料理長(左端)、弟(左から2人目)らと記念写真。一番右は宴会主任の滝澤浩太郎さん。


「今回の大きな宴会では弟をボスに付けて全面的なサポートをさせ、僕は全体の管理と指揮」


注目はチョコレートとパイ生地で作ったお菓子の家




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