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橋本勝21世紀風刺絵日記
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2020年01月12日14時17分掲載
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関生反弾圧市民情報センター
《大津地裁傍聴記》分かりやすくなった争点 憲法28条の破壊 警察・検察の暴挙 関ナマ事件 第31回公判
労組が工事現場や経営者に対して行っている法令順守、企業倫理を求めるコンプライアンス活動。すでに民事裁判では合法と認められている(2015年、大阪高裁)。それが検察の主張する「威力業務妨害、恐喝、恐喝未遂」にあたるのか…。従来の湖東協組事件・大津協組事件の二つの裁判を整理・併合。それによって争点がわかりやすくなりました。(労組つぶしは許さない 勝手連 しが)
10日、第31回の公判。 開廷直後、傍聴席に警察官がいるのを弁護側が厳しく追及した。 これは証人への警察の威嚇ではないのか。警官は職務執行中なのか、オフなのか。 この抗議で傍聴者の目は一斉に名指された警官へ。本人はさすがに居づらそうな、弱気な表情に変わる。 審理は、いきなりの緊張感をはらんで開始。
「日本建設」に工事を発注した車メーカー総務氏が証言席へ。 証人「工事現場での汚水のことなど『連帯』から電話で指摘され、違反点について批判するビラをまかれました」 反対尋問・弁護側「現場を見てくれと言われた。証人は現場を確認しましたか。していませんね」 証人「ハイ」 弁護側「法令違反を指摘する電話があって、はじめて知ったのですか?」 証人「ハイ」 弁護側「住民説明会上、自治会長に求められたことも、対応は『日本建設』まかせ?」 証人「ハイ」 *証人の会社は、現場で何かあれば、すぐトップが出向く―と知られている。が、この証人に関しては、現場のことは我関せずの無責任な態度。
「東横イン」工事現場を管轄した市役所 担当員。 証人「ボイスレコーダー持参で同僚と工事現場に行きました」 反対尋問・弁護側「汚水が道路や側溝に流れている、という現場の確認ですね。赤錆については? 生コンのPH値が高かった。それらについては?」 証人「よく覚えていない」 弁護側「道路管理令の違反もあった。生コン業者の人は『スミマセン、何度もワザワザ』という口調だった? 丁寧な物言いだったのでは」 証人「う〜ん」答えず。 弁護側「生コン業者の人が来て、それであなたの仕事が滞った、という状態ではなかった?」 証人「なかったように思います」 他の尋問には、よく覚えていない、の繰り返し。言葉を濁すばかり。
公判終了後の報告会。 中井弁護士は「証人は警察調書と違うことは言えないので、言葉を濁していました。だから傍聴されていた皆さんには、よく分からんと思われる点が多かったのでは」 冒頭、現職警官の傍聴を弁護側が鋭くけん制した。その理由が、ここにきて解けた。 *弁護側の一喝がきいたのか、午後の傍聴席に警官の姿はなかった。
関ナマ事件 次回公判予定 大津地裁 別館21号法廷 2月21日(金)10時〜17時
☆傍聴(抽選)の手続きは、別館入り口で開廷の1時間前になっています。
労組つぶしは許さない 勝手連 しが
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