・読者登録
・団体購読のご案内
・「編集委員会会員」を募集
橋本勝21世紀風刺絵日記
記事スタイル
・コラム
・みる・よむ・きく
・インタビュー
・解説
・こぼれ話
特集
・国際
・農と食
・教育
・文化
・アジア
・入管
・中国
・市民活動
・米国
・欧州
・みる・よむ・きく
・核・原子力
・検証・メディア
・反戦・平和
・外国人労働者
・司法
・国際
・イスラエル/パレスチナ
・市民活動告知板
・人権/反差別/司法
・沖縄/日米安保
・難民
・医療/健康
・環境
・中東
提携・契約メディア
・AIニュース
・司法
・マニラ新聞
・TUP速報
・じゃかるた新聞
・Agence Global
・Japan Focus
・Foreign Policy In Focus
・星日報
Time Line
・2024年11月22日
・2024年11月21日
・2024年11月20日
・2024年11月18日
・2024年11月17日
・2024年11月16日
・2024年11月15日
・2024年11月14日
・2024年11月13日
・2024年11月12日
|
|
2021年01月02日18時02分掲載
無料記事
印刷用
みる・よむ・きく
久松健一著「本気で鍛えるフランス語 広げる中級編」 音源はどこへ??
以前、久松健一氏による「動詞宝典」(駿河台出版社)という動詞の活用をすべてのページにつけた動詞中心の参考書について絶賛する記事を書きました。フランス語を始めとして、イタリア語やスペイン語などの古代ローマ帝国から派生した言語は動詞の活用が言語習得に大きな重要性を持っています。しかしながら、第二外国語の一般教養の課程で学校教育で習得できる動詞が実際にはごく少数であるという理想と現実がありました。久松氏の参考書はその溝を埋めるものでした。
その久松氏が書き下ろした「本気で鍛えるフランス語 広げる中級編」(国際語学社)は昨年古書店で新品同然のものを購入して手に取って読んでいます。ドリル式になっていますが、骨子はやはり動詞に焦点が当てられており、472の動詞が解説されています。これはある意味では駿河台出版社の「動詞宝典308」と「動詞宝典 466」の姉妹編のようなところがあり、両者は出版社こそ違えど、補完的ですらあると思います。そして、「本気で鍛えるフランス語 広げる中級編」には「1000例文ダウンロード音声付き」という売りがあり、CDはついていませんが、音源がネットでダウンロード可能だと書かれています。ところが、アクセスしようとしても、そのページが見当たりません。ネットで検索していると、出版元の国際語学社が倒産したと複数の方々が嘆いて書いていました。国際語学社はたくさんの良質な語学書を出版したのに最近、倒産したというのです。詳しいことはわかりません。いずれにしても、国際語学社が運用していたらしい音声ダウンロードのプールにはたくさんの教材があったらしく、私のように古書として買った人間にとっては本の活用が半分しかできないことになり残念です。その音源、なんとかならないものでしょうか?久松氏の説明では、フランス語で読み上げた音声と、視覚を核にしたドリルを組み合わせることで大きな成果があがるはずだというのです。
久松健一氏のフランス語の参考書は、作家性が感じられます。大学人がアルバイトで出した参考書とは一線を画する何かがあるのです。徹底した実践重視の姿勢です。その意味では全集も出て欲しいくらいです。そういう宝なのですから、ぜひとも「本気で鍛えるフランス語 広げる中級編」に関しても、どこかの出版社が引き継いで出してほしいものです。
|
転載について
日刊ベリタに掲載された記事を転載される場合は、有料・無料を問わず、編集部にご連絡ください。ただし、見出しとリード文につきましてはその限りでありません。
印刷媒体向けの記事配信も行っておりますので、記事を利用したい場合は事務局までご連絡下さい。
|
|
|